7月7日の給食

今日の献立は【ちらし寿司・さわらのさざれ焼き・七夕汁・さくべい】です。

 ちらし寿司は年に何回か登場しますが、7月は七夕にちなんだ飾りつけになっています。食缶に入れた具入りのご飯の上に、錦糸卵とさやえんどう、星形のにんじんで夜空を表現しました。 子どもたちの喜ぶ姿を想像しながら作業する時間は、とても楽しいのです。😊 教室に行くと、「星形のにんじんが入っていたよ。」と報告してくれる子がいました。

 

 さくべいは、中国から伝わり、平安時代の貴族たちが七夕に食べていたと言われるおかしです。織物が得意だった七夕のヒロイン・織姫にちなんで「糸の束」に見立てた形になっています。小麦粉の生地を練ってしばらく寝かせた後、棒状に伸ばした生地を糸をよるようにねじり、さらに半分に折って2本をねじります。粘土遊びを思い出しながら作りました。 かなり噛み応えがあるのですが、噛むほどに甘さと油の香ばしさが感じられ、毎年子どもたちに大好評です。😀 「中国には7月7日にさくべいを食べると、1年間健康に過ごせるという言い伝えがあるよ。」とお話したところ、さくべいを食べながら、目をつぶってお願いをしている子もいました。✨

 

 行事食には、「無病息災で過ごせますように」「すくすく成長しますように」など、昔からの人々の願い、大切な人を思う気持ちが込められています。 その”心”を食文化と一緒に伝えたいと思っています。

 

 

  • 2023年07月07日 14:00

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